フォーミュラ · 2026年9月

首と肩のためのオイル

An Oil for Neck and Shoulders

処方

首と肩は、画面に向かう仕事でまっ先にこわばる場所だ。本稿では、Lê Mai がこの部位に使うマッサージオイルの処方を、毎日使える安全な精油の比率とともに記録する。

首と肩 · 筋肉と血行

僧帽筋と肩甲挙筋は、首から肩にかけての二つの主な筋肉である。頭を前に傾けて長く座っていると、この筋肉が頭の重さを支え続けなければならない。やがてトリガーポイントができ、痛みが頭の両側へ広がる。

マッサージは原因を取り除くものではないが、トリガーポイントを減らし、局所の血行を高める。マッサージオイルがあれば、指が肌を引っぱらずになめらかにすべる。

キャリア · 深く浸透するホホバ

主なキャリアにホホバを選ぶのは、トリグリセリドではなくワックスエステルだからだ。天然の皮脂に近く、表皮から深く浸透し、精油を下の層へ運ぶ。

表面にとどまるオリーブやスイートアーモンドと違い、ホホバはすぐに乾き、マッサージ後にべたつきを残さない。仕事の前や昼休みにも使いやすい。

ユーカリ、ペパーミント、ホーリーバジル

この処方の主な精油は3つ:

ユーカリ(Eucalyptus globulus)は1,8-シネオールを70〜85%含む。局所の筋肉のこわばりをほぐし、巡りをよくする。香りは強く、まわりの空気に広がる。

ペパーミント(Mentha piperita)はメントールを35〜50%含む。塗るとひんやりし、TRP受容体に働きかけて痛みの感じ方を弱める。妊娠中の人と6歳未満の子どもには使わない。

ホーリーバジル(Ocimum sanctum)はオイゲノールとリナロールを含む。神経を落ち着かせ、ストレスからくる筋肉の緊張をほぐす。ひんやりしたペパーミントに温かみのある香りを添え、バランスをとる。

2%希釈 · 毎日使える安全な濃度

30mlの処方:

ホホバ 28.5ml。ユーカリ 9滴(0.3ml)。ペパーミント 6滴(0.2ml)。ホーリーバジル 3滴(0.1ml)。ビタミンE 0.5ml。

精油の合計比率は2%。毎日使っても刺激を起こさず、こわばりをやわらげるのに十分な濃度だ。よく振り、はじめて使う前に24時間置いてオイルを均一になじませる。

塗り方と、そのあと温めること

手のひらに適量(5〜7滴)をとる。両手をこすり合わせてオイルを37°Cまで温め、うなじに置く。

髪の生え際から下へ、僧帽筋に沿ってすべらせる。各ストロークを5〜10回、痛くない程度の中くらいの圧で。次に肩を内側から外側へすべらせる。

5〜10分マッサージする。そのあと10分間、温かいタオルを首に巻き、オイルをより深く浸透させて血行を高める。直後に風に当たるのは避ける。

ひとつのキャリア。3つの精油。2%。

休息の代わりにはならない。正しい姿勢の代わりにもならない。肩を少しだけ楽にする、ひとつの方法にすぎない。